《不怕輸的運動會│負(ま)けてもいい運動会(うんどうかい)》
本篇出自《童話運動會-發呆體驗營》
童話:九色芬媽咪(Josephine's mom) 童畫:九色芬(Josephine)
日文翻訳│竹野弥太郎(Takeno Yataro)
動物界四年一度的陸地運動會即將展開,這次的主題是「視力」競賽,由各國推派視力最好的代表參賽。運動會的地主國是老鷹王國,擔任主席的老鷹皇后,在開幕典禮上致詞說道:
動物界(どうぶつかい)で四年(ねん)に一度(いちど)開(ひら)かれる陸上(りくじょう)運動会はもうすぐ開会(かいかい)、今度(こんど)のテーマは「視力(しりょく)」競技(きょうぎ)で、各国(かっこく)から視力が最(もっと)も優(すぐ)れている代表(だいひょう)が参加(さんか)しています。運動会の開催国(かいさいこく)はタカ王国(おうこく)、大会(たいかい)主席(しゅせき)のタカ皇后(こうごう)は、開会式(かいかいしき)で祝辞(しゅくじ)を述(の)べます。
「每位運動員都要有不怕輸的精神哦!就算您是國內第一名的頂尖選手,到了競爭激烈的國際場合,隨時會變成倒數第一唷!」
「各(かく)選手(せんしゅ)のみなさんは負けてもいいという精神(せいしん)が必要(ひつよう)です!あなたたちが国内(こくない)ではトップの選手であっても、競争(きょうそう)が激(はげ)しい国際大会(こくさいたいかい)ではぺけになることもあるのですよ!」
「有輸,才有贏啊,沒什麼好怕的!」老鼠國雖然視力不佳,仍在臺下大方的搖旗吶喊。
「負けるが勝ち、恐(おそ)れることなんか何(なに)もないぞ!」ネズミ国(こく)は視力が良(よ)くありませんが、それでも演台(えんだい)の下(した)でしきりに旗(はた)を振(ふ)って歓声(かんせい)をあげます。
「我們願遵守大會規則,服從裁判員的判決。」蛇蟒國也是視力微弱的群族,但在「長度」主題競賽上,「網紋蠎」拿到了身體最長的冠軍獎項。
「私(わたし)たちは大会のルールを守(まも)ります。審判(しんぱん)のジャッジには従(したが)います。」ヘビ国も視力が弱いけれど、「長(なが)さ」がテーマの競技では、「アミメニシキヘビ」は体が一番(いちばん)長い部門(ぶもん)で優勝(ゆうしょう)しました。
在過去的比賽中,嗅覺與聽力都不好的人類,抱著樂觀態度參與了每次盛會,人類的高個兒比長頸鹿矮了一大截,人類的大胖王站在非洲象旁成了小不點,人類的短跑王也遠遠追不上獵豹,但是,老是比輸的人類不氣餒,仍然信心滿滿的參加每屆比賽。
過去(かこ)の競技の中で、嗅覚(きゅうかく)と聴力(ちょうりょく)が劣(おと)る人類(じんるい)は、毎回(まいかい)楽観的(らっかんてき)な態度(たいど)で参加しました。人類の中で身長(しんちょう)が一番高くてもキリンには遠(とお)く及(およ)びません。人類の中で一番のデブでもアフリカゾウの横(よこ)に立(た)てば小さいものです。人類の中で短距離走(たんきょりそう)王になってもチーターには遠く及びません。でも、いつも負けてばかりの人類はがっかりせず、依然(いぜん)として自信満々(じしんまんまん)で競技に参加するのです。
比賽開始!
競技開始!
「夜間視力競賽」,沒有意外的由貓頭鷹奪魁,「日間視力競賽」,老鷹與蒙古人的遠見度居然勢均力敵,共同得到第一名的榮譽,接著,人類又在「顏色分辨度」、「影像理解力」等項目獲勝,成為整體視力最佳的總冠軍,大大跌破動物們的眼鏡。
「夜間(やかん)視力競技」、予想(よそう)通(どお)りフクロウが優勝しました。「昼間(ひるま)の視力競技」、タカとモンゴル人の遠くを見る視力は互角(ごかく)で、共(とも)に一等賞(いちとうしょう)を獲得(かくとく)しました。
大嘴王河馬不服氣的說:「人類的體能明明比較差,只是腦袋比較靈光,懂得參加對自己有利的項目罷了,算什麼贏家!」動物們認為本屆呼聲最高的老鷹國,一定會領軍推翻比賽結果。
口が大きい競技で優勝したカバが不服(ふふく)そうに言います「人類は、身体能力(しんたいのうりょく)は明らかに劣(おと)っているが、頭脳(ずのう)はとても優れている。自分(じぶん)が有利(ゆうり)な種目(しゅもく)が分かっていて参加しただけだよ、優勝なんておかしいよ!」動物たちは、この大会の前評判(まえひょうばん)が一番高かったタカ国が、先頭(せんとう)に立ってこの結果(けっか)を覆(くつがえ)すに違(ちが)いないと思っていました。
老鷹皇后卻在頒獎臺上,表達服從裁判的立場:「親愛的選手們,我們應該在比賽中欣賞別人的強項、克服自己的弱點,而不是計較輸贏。」
しかし、タカの皇后は表彰式(ひょうしょうしき)の舞台(ぶたい)の上で、この判断(はんだん)に従う立場(たちば)を表明(ひょうめい)しました。「親愛(しんあい)なる選手諸君(しょくん)、私たちは競技の中で他人(たにん)の優れたところを称(たた)え、自分の弱点(じゃくてん)を克服(こくふく)しないといけません。勝ち負けを争(あらそ)うものではないのです。」
於是,「不怕輸的運動會」就在一片賀喜聲中和平落幕了。
かくして、「負けてもいい運動会」は会場(かいじょう)いっぱいの歓喜(かんき)の声の中で幕(まく)を閉(と)じたのです。
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